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瓶詰業者リスト

瓶詰業者は蒸留所からモルト・ウィスキーを仕入れ、瓶詰して販売する業者のこと。瓶詰業者としてはゴードン&マクファイル、ケイデンヘッド、キングスバリー、シグナトリーなどがよく知られているが、瓶詰業者は実はもっとたくさん存在している。大小取り混ぜ様々な瓶詰業者が林立しているが、それらをここでまとめてご紹介します。なお、瓶詰業者は独立瓶詰業者(Independent Bottler)や単にボトラーとも呼ばれるが、意味は同じ。

■瓶詰業者の紹介

・アデルフィ(Adelphi)  
エジンバラに本拠を構える瓶詰業者。アデルフィはかつてローランドに実在し、1960年に閉鎖された蒸留所の名。現在のアデルフィは瓶詰業者として蘇ったものである。
URL: http://www.adelphidistillery.com/

・ブラッカダー(Blackadder)
1995年、ジョン・レイモンド(John Lamond)とロビン・トゥチェク(Robin Tucek)によって創業された。2人はザ・モルト・ウィスキー・ファイルの著者としても有名。スピリッツカラメルでの着色や氷点下フィルターの使用を行わないことをポリシーとし、全て単一の樽から瓶詰を行っている。ブラッカダーとはブリテン島に生息するマムシ(Adder)のことで、ブラッカダーのロゴに描かれている蛇の絵がそれである。
URL: http://www.blackadder.com/

・ブルームスバリー(Bloomsbury)
ロンドンに本拠を構えるワイン商で、モルトウィスキーの瓶詰販売も行なっている。そのボトルのラベルデザインは実にシンプルなものである。

・ケイデンヘッド(Cadenhead)  
キャンベルタウンに本拠を構え、スプリングバンク蒸留所のJ&Aミッチェル社と同資本。販売しているボトルは大半がカスク・ストレングスで、非常に多くの種類を発売している。かつてはどっしりしたデザインの茶色の瓶で統一していたが、現在はスマートな緑色の瓶を中心に発売している。比較的高価なボトルが多いが、非常に付加価値の高いボトルを販売している。
URL: http://www.cadenheadswhiskyshop.co.uk/

・クライズデール(Clydesdale)
正式名はOriginal Scotch Whisky Co.Ltd.。ブラッカダーのジョン・レイモンドが選定した樽から瓶詰を行っている。いわば、ブラッカダーのセカンド・ラベル的存在。着色、低温濾過、加水を一切行わず、全てがカスク・ストレングスである。また、熟成10年以内の若い樽を中心に製品化しており、荒々しいモルトが多い。なお、クライズデールとはかつてローランドに実在し、1919年に閉鎖された往年の蒸留所名である。

・ダグラス・レイン(Douglas Laing)
1950年に創業に創業され、グラスゴーに本拠を構える。キング・オブ・スコッツなどのブレンデッド・ウィスキーで有名な会社。モルトウィスキーは全て単一の樽から50度に調整して瓶詰している。
URL: http://www.douglaslaing.com/

・ダグラス・マックギボン(Douglas McGibbon)
グラスゴーに本拠を構える。1949年に創業され、創業以来ノーカラーリング、ノーチルフィルターリングを守っている。プロヴェナンス・シリーズを発売しており、このシリーズは春夏秋冬と蒸留されたシーズンによって異なるラベルを使用したユニークなものである。

・ゴードン&マクファイル(Gordon&Macphail)
G&Mと略される場合も多い。エルギンに本拠を構える。瓶詰業者の先駆的存在で、実に数多くのボトルを販売している。

・コニサーズ・チョイス(Connoisseurs Choice)
シリーズが有名で、このシリーズは閉鎖された蒸留所のものを初め希少なボトルが多く揃っている。コニサーズ・チョイスとは鑑定家の選定という意味。ラベルは古地図の図柄で統一されている。最近ラベルデザインが変更され、古地図はなくなり現代的なラベルに変更された。また、容量も規格の変化により750mlから700mlへ変更された。
URL: http://www.gordonandmacphail.com/

・ハート・ブラザーズ(Hart Brothers)  
グラスゴーに本拠を構える。1988年、元ホワイト&マッカイのブレンダーであったアリステア・ハート(Alistair Hart)とドナルド・ハート(Donald Hart)の兄弟が創業した瓶詰業者。
URL: http://www.hartbrothers.co.uk/

・イアイン・マッキロップ(Iain Mackillop)  
グラスゴーに本拠を構える。シングルのカスク・ストレングスばかりを販売している。

・イアン・マクロード(Ian Macleod)  エジンバラ近郊に本拠を構える。グレンファークラスの総代理店であり、ブレンデッドのアイル・オブ・スカイなどでも有名な会社。チーフタンズ・レンジ・シリーズ(Chieftain's Range)を発売している。また、日本にはほとんど入ってこないようだが、Dun Bheagan等のシリーズも出している。
URL: http://www.ianmacleod.com/

・ジェームス・マッカーサー(James Macarthur)  
ハイ・ウィッカムに本拠を構える。カスク・ストレングスのみを販売している。

・キングスバリー(Kingsbury)  
ロンドンに本拠を構える。元イーグルサムという会社名でキングスバリー(Kingsbury's)シリーズを発売している。社名もそれにならいキングスバリーと改称され、本拠地もキャンベルタウンからアバディーン、そしてロンドンへ移された。キングスバリー・シリーズは蒸留日、瓶詰日、蒸留所の地域、蒸留所の所有者、樽の種類、樽番号、テイスティングノートをラベルに記載してあり、たいへん親切なシリーズである。

・ラ・リザーヴ(La Reserve)  
ロンドンに本拠を構える。元々はワイン商であったが、1990年代からモルトウィスキーのボトラーとして名乗りを上げた。

・ロンバード(Lombard Scotch Whisky)  
オートバイレースで有名なマン島に本拠を構える。”ハイランドの宝石(Jewels of the Highland)”、”アイラの宝石(Jewels of the Islay)”等のいわば”宝石シリーズ”を発売している。ラベルは非常に芸術的で、デザインは日本人画家が行っているようである。

・ミルロイ・アソシエーツ(Milroy Associates)  
ミルロイはジョン・ミルロイ氏が経営するロンドンのウィスキー専門店。ジョン・ミルロイ氏が厳選し、瓶詰したものがミルロイのシリーズである。

・ムーン・インポート(Moon Import)  
イタリアのジェノバに本拠を構える輸入業者。その社名が物語るように非常にアートなラベルが特徴で、ボトルを見ているだけで楽しくなってくる。

・マレイ・マックデヴィッド(Murray Mcdavid)  
ロンドンに本拠を構える。フィルターの使用、カラメル着色を行わず、全てのボトルを46%に調整して発売している。2000年、ブルイックラディ蒸留所を共同で買収したのはこの会社である。また、マッキンタイア(Mclintyre)という瓶詰業者名のボトルが時折日本でも出まわるが、このボトルはマレイ・マクデヴィット社がドイツの輸入会社のために瓶詰しているもので、全てがカスクストレングスである。
URL: http://www.murray-mcdavid.com/

・サマローリ(Samaroli)  
イタリアのブレシアに本拠を構える。経営者のシルヴァーノ・S・サマローリ氏が厳選したモルトウィスキーを瓶詰し販売している。 シグナトリー(Signatory)  エジンバラに本拠を構える。1980年代後半から発足した新しい会社だが、非常に希少価値の高いボトルをいくつも出しており、ボトラーのリーダー的存在となっている。

・シルバーシール(Silver Seal)  グラスゴーに本拠を構える。日本には2001年に彗星のごとく現れた新しいボトラー。まだまだ製品の数こそ多くはないが、注目度の高いボトラーである。

・ザ・ヴィンテージ・モルト・ウィスキー(The Vintage Malt Whisky)  グラスゴーに本拠を構える。クーパーズ・チョイス・シリーズ(Cooper's Choise)を発売している。クーパーズ・チョイスとは”樽職人の選定”という意味。また、フィンラガンを瓶詰しているのはこの会社である。 URL: http://www.vintage-malt-whisky.co.uk/