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五大ウィスキー

ウィスキーは麦などの穀物を原料として糖化、発酵、蒸留させた後、樽に詰めて熟成させた酒をいう。ウォッカ、ジン、ラム、焼酎などの蒸留酒はまとめて”スピリッツ”と呼ばれるが、ウィスキーもその一種である。こうした蒸留酒は中世の錬金術師が偶然作り上げたものと考えられている。錬金術師たちは卑金属から”金”を作るために日夜努力していたわけだが、たまたま彼らが使っていた道具、今でいう蒸留器のようなものに醸造酒を入れたのである。その結果、何とも言えない素晴らしい味の液体ができあがった。錬金術師たちはその液体に不老不死の効果があると信じ、ラテン語で「アクアヴィテ(生命の水)」と呼んだ。その後、この製法は、ヨーロッパ各地に広まり、アクアヴィテは各地の言葉に訳され蒸留酒をさすようになった。ウィスキーの場合はアクアヴィテがゲール語に訳された 「ウースカ・ベーハ(Uisge Beatha)」または「ウスケボー(Usquebaugh)」が語源となっている。
 
ウィスキーはいつから蒸留がはじめられたのかはっきりしていないが、発祥地はアイルランドと考えられており、同じゲール語を話していたスコットランドでもじきに蒸留がはじまったと考えられる。ウィスキーはその後、アイルランド、スコットランドで独自の発展を遂げ、今日に至っている。
 
一方、アメリカでもやや遅れてウィスキー造りがはじまり、1919年に開始された禁酒法の影響でカナダのウィスキーも大発展を遂げた。日本では20世紀に入ってからウィスキーが大々的に作られはじめ、現在ではスコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本のウィスキーは世界の五大ウィスキーと呼ばれるまでに発展した。

 《世界の五大ウィスキー》

    種類 主要原料 蒸留 熟成 ブレンド
スコッチ

(イギリス)

モルト 大麦麦芽のみ 単式
蒸留器
新旧不問の樽で3年以上   
グレーン とうもろこし等、大麦麦芽 連続式蒸留機   
ブレンデッド          モルト、グレーンをブレンドし再熟成
アイリッシュ

(アイルランド)

シングル 大麦、大麦麦芽 単式
蒸留器
新旧不問の樽で3年以上   
グレーン とうもろこし等、大麦麦芽 連続式蒸留機   
ブレンデッド          シングル、グレーンをブレンドし再熟成
アメリカン

(アメリカ)

バーボン とうもろこし、ライ麦、小麦、大麦麦芽 連続式蒸留機 内側を焦がしたオークの新樽で2年以上   
ライ ライ麦等、大麦麦芽 連続式蒸留機   
コーン とうもろこし等、大麦麦芽 連続式蒸留機 古樽か内側を焦がしていない新樽で2年以上   
カナディアン

(カナダ)

フレーバリング ライ麦、大麦麦芽、とうもろこし、ライ麦麦芽 連続式蒸留機 新旧不問の樽で3年以上   
ベース とうもろこし等、大麦麦芽 連続式蒸留機 古樽で3年以上   
ブレンデッド          フレーバリング、ベースをブレンド
ジャパニーズ

(日本)

モルト 大麦麦芽 単式
蒸留器
新旧不問の樽で熟成
熟成期間指定無し
  
グレーン とうもろこし等、大麦麦芽 連続式蒸留機   
ブレンデッド          モルト、グレーンのブレンドまたはモルト、グレーン+スピリッツ