モルト・ウィスキーの紹介ページです。

モルト・ウィスキー

モルト・ウィスキーを製造する蒸留所はスコットランドに約100ほど存在する。これらは生産地の違いからハイランド、スペイサイド、ローランド、アイラの4地域に分類するのが一般的である。さらに細かくハイランドからアイランズ(諸島)を分ける方法もあるが当サイトでは諸島はハイランドに含んでいる。また、ハイランドを東西南北に分ける場合もあるが、煩雑さを避けるためハイランドに一本化している。さらに、ハイランド南西部のキャンベルタウンという街はかつて一大産地で独立した地域分類を与えられていたが現在残っている蒸留所はわずかに2つでハイランドに分類することが一般的である。
 
これら4地域の特性を一口で述べることは非常に困難だがあえてまとめれば表のようになる。

 《モルト・ウィスキーの地域性》
地域 特性
ハイランド
  Highland
・力強く骨太なモルト・ウィスキー
・実に多士済々
スペイサイド
  Speyside
・洗練された華やかなモルト・ウィスキー
・モルト・ウィスキーの現在の中心地
ローランド
  Lowland
・ライトでおとなしいモルト・ウィスキー
・大資本の流入により衰退
アイラ
  Islay
・独特のヨード香とスモーキーさを持つ個性派
・ヘビーなモルト・ウィスキー
・ブレンデッド・ウィスキーの核となるモルト・ウィスキー


ウィスキー評論家のウォレス・ミルロイ氏はそれぞれの地域を味わう代表としてハイランド・パーク(ハイランド)、マッカラン(スペイサイド)、ブラドノック(ローランド)、ラガヴーリン(アイラ)を挙げている。地域の味わいを比べるにはうってつけのチョイスであろう。ただし、このうちブラドノックは一時閉鎖されてしまい現在は入手困難なのでローランドの代表はグレンキンチーあたりとすべきだろう。
 
また、モルト・ウィスキーはシングル・モルトとヴァッテッド・モルトの2種類に分けられる。ヴァッテッド・モルトは複数の蒸留所のモルト・ウィスキーをヴァッティング(ミックス)したもの。ブレンデッド・ウィスキーとの違いはグレーン・ウィスキーを混入しない点だ。シングル・モルトは文字取り蒸留所単一のモルト・ウィスキー。他の蒸留所のモルト・ウィスキーを一切混ぜていないことが条件となる。当サイトで扱うモルト・ウィスキーはこのシングル・モルトである。